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DAYS JAPAN 2013.12月号 [etc.]



おしどりマコ・ケンの実際どうなの!?というコラム、
今月のタイトルが「東京の熱狂と福島の温度差」

このコラムの中で、福島の方のご意見を紹介しているのですが、
福島の方が感じている、東京との心の距離について
ちょうど私もイベントでお話を聴いて、
記事にしたばかりでしたが、
このコラムの中で、
東京のオリンピック招致のプレゼンで
皇族の方が演説されたことに
福島の方が傷ついたことや、
東京のための電力を担っていた原発の事故で、
私たちは今も苦しんでいる、
という意見が紹介されていて、
東京でのオリンピック開催については、
福島の方ではなくても賛否両論ありますし、
安倍総理が福島第一原発の状況はコントロールされている
などと発言したのには、私も全く納得できなかったですが、
先程の福島の方は、もしご自身が福島の方ではなく、
東京の人でも同じ意見を言われたのでしょうか?
東京で使われる電力のための原発事故で
福島の人は苦しんでいると、
今と同じ温度で言われたでしょうか?


立場が異なると
同じものを見ても視点も考え方も感じ方も異なるわけで、
それは、違って普通の事だと
私は思っています。


確かに東京で使われる電力を
福島で作っていて、そこで事故が起き
苦しんでいるのは、東京の人間ではなく、
福島の方々というこの理不尽さを思うと、
東京、東京の人たちがオリンピック開催決定で盛り上がる姿に
違和感を感じたり、
もしお怒りの気持ちを持たれたとしても、
そのお気持ちは理解できます。

日本が最優先してやるべきことは、
原発事故の真の収束と、
福島の方々が安心して暮らせる日常の構築であることに
変わりないと思うので。

でも、その為にオリンピックはダメだというのは
私は問題が違うのでは?と思っています。

福島を、被災地を復興していくことと
同時に、
どんどん高齢化が進む日本という国全体を
景気良くしていくということは、
同時平行でやるべきことだと思うからです。

また、オリンピックを目指し、
毎日頑張っている子どもたちもいて、
それが自国で開催されるチャンスは
そうあることではありません。
子どもたちの夢や希望の実現を
支えていくのも大人たちの役目だと
思います。


東京と福島の温度差、
それは、私たちも福島、福島の方々への
理解を深めることはもちろんですが、
東京のために電気を作っていたんだと
それは事実なんですけど、
でも、私たちも電力会社を選べるわけではないですし、
そういった状況の中で、
東京のために自分達は苦しんでいると言われても、
私たちは、どうしたらよいのか…。


これからも福島の方が、
そのような想いを持ち続けていかれるとしたら、
東京との温度差はきっと変わらないと
思いますので、
私たちも福島の方々も
お互いにお互いの立場の違いを認め合った上で
双方から歩み寄らなければ
心の距離は縮まらないと思うので、
やはり、未来のためにどうしたらよいのかを
それぞれが、それぞれの立場で考え、
できることをしていく。
力を合わせるところは合わせていく。
というところなのかなぁと、
コラムを読んで思いました。



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