souさんぽ

実家の最寄り駅から実家まで
2キロほどの道を歩いてきた。
東急がきちんと整備して街作りした
新興住宅地。
わざわざ紅葉を見に行かなくても
実家まで続く街路樹のグラデーションで十分。

歩くことでバスや車の中からでは見られない
落ち葉の様子も楽しい。


鼓膜が破れるのではないかというくらいの大音量で
モマジの｢DNA｣を聴きながら歩くのが
心地いい。

てっぺいちゃんの音楽は
自分の思いが強すぎて、
その世界に入ってしまうから
考え事をしながら聞く音楽としては
あまり向かないのです。



歩きながらふと考えてた。

自分に対して頑張ってるねって、
自分で思えるようになったのは
つい最近のこと。
それは、自分の駄目なところを
ちゃんと認められるようになってきた

ということでもあるんだと思う。


人間なんて、そんな綺麗なもんじゃない。
自分の汚い部分を認めないで
あちこちで振りかざされる
理想や正論にうんざりすることもあるし、
もっともらしいことを云う自分にも
自分で嫌気がさすこともある。

でも、そんなだからこそ、
人間はいとおしい。
自分のダメなところを
一生懸命、隠そうとしたり繕ってみたり。
人を傷つけるようなことはダメだけどね。



美しいものを見たり感じようとすることは大切。
でも、醜い部分もきちんと見てこそ、
美しいものの価値を感じとれるのであって、
美しいものだけ見ていれば
心が美しく磨かれるわけではないのだと
空を見上げながら考えてた。



実家近くにできた珈琲店。
でも珈琲は、体質に合わないので
紅茶をテイクアウト。
和三蜜の口に残らない甘さがいい。


これから一仕事して、
買い物してから帰ろうっと。