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ぶらぶら美術・博物館「生誕140年記念 下村観山展」~その画業と生涯 [art]


嗚呼…
何故、時間をつくって前期を観に行かなかったのかな。
でも、この番組で前期の作品も
見ることができたから良かった。
後期は、必ず観に行こうっと。

さて、番組を見ていたら
映画『天心』の内容とリンクする部分が幾つもありました。







狩野派の筆の使い方、懸腕直筆







観山、10歳の時に描いた「東方朔」

おぎやはぎが、
「赤で直しているのは、赤ペン先生?
進研ゼミ、進研ゼミ」
と言ってたのがおかしかったー(^^)

誰が朱を入れたのかはわからないそうで、
観山のお父さんだったか、
師匠である狩野芳崖だったか…






弁財天と毘沙門天






天心亡き後、描いた「白狐」
この狐が、天心の肖像とも言われているそうで、





目が天心!と、
私は直感的に思ったのですが、
本当のところはわかりません。

この作品、好きです。
「小倉山」や、「弱法師」より。




そして、




「魚籃観音」
これを55歳で描いているんですけど、
ホントに、何故、これ?なんですよね(笑)







「完全にモナリザじゃないですか。」と
矢作さんも思わず言っていましたが、
謎ですよね~(笑)


観山から、何の説明もないので
わからないそうですが、
でも、わからないから、
私たちは想像で遊べるんですよね。
面白い。







亡くなる8日前の作品「竹の子」
友人から送られてきた大好物の竹の子を、
一週間かけて描いて、翌日には筆が持てなくなり、
その一週間後に亡くなったそうです。
食道がんだったようで、
もしかしたら、竹の子は食べられなかったのでは?とのこと。

私も最後に描いた作品がこの作品で、
じーんときてしまいました。

いろんな技法を取り入れて、
いろんなことをやってきた。
天才と言われながらも
きっと、悩み苦しんでもきたはずで。
そして、最後がこれですから、
グッときますね…。



観に行こう。




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