老い

祖母の一周忌のため、
両親は北海道へ行っていて
実家には猫のひまわりさんがお留守番しています。

ひまわりさん、人間の年齢で言うと
100歳くらいのおばあちゃん猫で、
もう、足腰も弱っていて
高いところには上がれません。

ついこの間までは、
ジャンプもできて元気だったのですが、
今は、いつどうなってもおかしくない状態です。

両親が居ない間、我が家に連れてくることもできるのですが、
環境が変わるのはストレスになると思うので、
毎日、私が実家に行っています。


両親も私もみんな、少しずつ年をとって
老いてきているのだけど、
私は、父が23歳、母が25歳の時、
わりと若いときに生まれた子どもなので、
両親は60代で見た目も全然若く、
まだ老人という感じではありません。

でも、猫のひまわりは、
3ヶ月の子猫の頃から実家にいますが、
歩く後ろ姿がヨタヨタしていて、
おばあちゃんという感じで、
母に近況を聞いても、
一日ほとんど寝ていて、
病院で点滴してもらったりして
何とか生きているようで、
お別れが近いことを感じます。


当たり前なんですけど、
生まれたら、老いていき、
死んでいくんだなぁ…って。



私が20代前半の頃に、
勤務先の先輩が子猫の里親を探していて
両親に内緒で、私が勝手に譲り受けて
家に連れてきたのが、ひまわりでした。

私が実家を出てからは、
ひまわりにとっては母が一番で、
今日も、電気のついていないキッチンに来て、
立ち止まって、母のことを探しているようでした。

明日も実家に行きますが、
何とか両親が帰ってくるまで
元気でいて欲しいです。


それにしても、北海道は猛吹雪で
両親も、道路の通行止めにより
移動ができなかったようです。
東北も暴風雪の影響で、
仮設住宅では停電のところもあるそう。
できるだけ早い復旧を願っています。