いのち

命とか生死に関わることって、
私は本来、とてもセンシティブなことだと思っています。

でも、子どもや若い人が軽々しく｢死ね｣という言葉を口にしたり、
自ら命を絶ってしまったり、
CMでも、おじいさんの魂が抜けるような映像を笑いにして、面白おかしく表現していますが、
そうしたことに、私は違和感を感じています。

昨日も、病名を公に発表する記者会見がありましたが、
有名な方でなければ、あんな会見を開く必要もないのに…と思いました。

会見の中で、具体的にステージを聞いた記者がいましたが、
なんて無神経なのだろうと思いました。
それは、語られた言葉や内容、表情などから想像したり、推察すれば、深刻なことは読みとれるはずです。

非常に繊細なことを公にすることじたいも大変なことなのに、
そんな具体的に根掘り葉掘り聞いたり、私たちが知る理由など、どこにあるでしょうか。

命や生死に関わることに対して
いかに何も考えていないか、その人の人間性が出ますね。

想像力の欠如が、誰かを傷つけることがあり、
誰かを傷つければ、
巡りめぐって自分に返ってくることを
学ばなければならないと思います。

そっとしてあげてほしい、
そう思います。