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原発事故はまだ何も終わってない [news]


国はどんどん原発を再稼働させようとしていますが
福島第一原発の事故は、まだ続いているじゃないですか。
 
福島から横浜へ避難した当時、小学生だった子が
転校先の学校でいじめられていたこと。
もちろん、直接、間接問わずいじめてた子供、
いじめを知っていて傍観してた子も問題ですが
そもそも、原発事故さえなければ、自ら命を絶つ人も
故郷を離れて苦しみ続ける人も、いじめられる子供も
なかったはず。
 
どこかの専門家の方も言っていましたが、
思春期の環境の大きな変化は、
大人が思う以上に、子供にとっては大きなものです。
 
私も自分の経験として、中学の頃の転校がきっかけで
性格も変わってしまい、転校先での学校生活は
本当に何の楽しい思い出もない、
今でも思い出したくないくらい最悪な学校生活でした。
 
横浜市で生まれ、親の転勤で茨城県に引っ越し、
茨城での生活に慣れた頃、中2で横浜の比較的進学校と呼ばれる
教育レベルの高い中学に転校すると、
クラスの子たちの人間的な冷たさに私は心を完全に閉ざし、
茨城へ帰りたいと本気で悩むようになりました。
 
誰とも馴染めず、ちょっとした不良グループのような
やはりクラスから浮いてるグループの人たちと付き合うようになりました。
この中学での2年は本当に自分が自分でない、無意味な2年、
何のいい思い出もない中学校生活でした。
 
小学生の頃から活発で、天真爛漫だった性格が
この転校で、真逆の性格、しゃべらない、人と関わらない
暗い性格になりました。
 
転校というのは、受け入れ先の人間、環境によって
子供が受ける影響は全然変わります。
温かく受け入れられれば、過ごしやすい学校生活を送れるでしょうし
無関心、冷たい雰囲気、ましてや、いじめるなど
そんな学校生活、地獄でしかありません。
出来上がっている輪の中に、途中から加わるということは
誰にでも簡単に出来るものではありません。
 
原発事故という、子供には全く無関係の出来事により
福島から来たということで、子供がいじめられる、
そんな不条理、許されることではありません。
その子が、いったい何をしたというんですか?
 
学校や保護者、大人たちの配慮不足、無知、理解のなさが
温かく迎え入れることをしなければいけない子供たちに
間違った意識や知識を与え、 
いじめが起きてしまったのだと思います。
 
温かく迎えるということは、何も特別扱いしろと言うことでは
ありません。
何の偏見や先入観も持たずに、ごく普通に接することです。
 
 
どれだけ時代が過ぎても、いっこうに無くならないいじめ。
何なんでしょうね・・・
私はいじめられた経験があるものとして、
いじめをする人間は、同じことを自分がされなければ
絶対にいじめられる人間の気持ちなんてわからないと思っています。
 
私は、自分の子供がもし、いじめを受けて
その加害者がわかったら、息子が受けたことと同じ目に遭わせますね。
それが決して最善とは思ってません。良くないことと世間は思うでしょう。
 
でも、いじめられた人間は、一生心に傷を負っていくんです。
私自身、32年前のいじめ、いじめた人間の顔、名前、
今でもはっきり覚えています。
いじめの加害者はいじめてたこと、きっと私のことすら
もう覚えていないでしょう。
でも、いじめられた人間は、忘れたくても忘れることなどできないのです。
 
いじめは、決して一時の出来事などと
子供も大人も、簡単に考えないほうがいい。
 
 
 

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