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頭きた! [etc.]


羽鳥慎一モーニングショーで、
コンビニの常連客がお酒を買う際に
毎回、年齢確認のタッチパネルを
操作させられることに腹が立ち
タッチパネルを壊すという事件を取り上げて、
どんな客にも年齢確認させるのはどうか、
というのを話していたが、
出演していた玉川徹氏が、「店側の責任放棄だ」と、
全く店側の事情を考えない発言をした。

サービスを提供する側になって働いたことがないのだろう。
こういう、「お客様は神様」的考えをする人が本当に多くて困る。
客なのだから〇〇は当たり前、
店は〇〇するのが当たり前。

だったら、がっつり1ヶ月、スーパーでもなんでも働いてみろ!
どれだけ理不尽な客が多いか思い知るから。

酒類販売時の年齢確認は、法で決められた義務です。
もし、店側が未成年者に販売したら、
販売した本人だけではなく、店も罰せられるので、
客自身に申告してもらうのは
店側の対策の一つでもあります。

絶対に未成年者に酒を販売してはならないというのが大前提としてある。
もし従業員が故意でなくとも、うっかりでも販売してしまい、
それが警察にわかれば、店は処罰され、
販売した従業員は職を失うことになるでしょう。


客を見て店側が判断しろと簡単に言うが
成人かどうか微妙な客に
年齢確認出来るものの提示を求めると
だいたい面倒そうに、嫌そうに提示するか
やはり、怒る、キレる客も居る。
年齢確認出来るもの持っておらず、
成人かどうか確認出来ない場合は、
いくら、客が自分は成人だと言っても
確認出来ない以上、
店は販売出来ないんです。
それを説明しても納得しない客もいて
トラブルになる、何度も経験あります。
店や従業員に、法令を守らずに酒を販売しろと言うんですか?

従業員、店には年齢確認する義務があるから、
きちんとその義務を果たしているだけなのに、
どうして従業員や店が、客からキレられたり
嫌な思いをしなきゃいけないのだ。
理解していない客がおかしいはずでしょう。

本来は、酒類購入者の一人一人、全員に
年齢確認出来るものを提示してもらわなければならないのでしょう。
ただ、毎日、多数の来客のあるスーパーやコンビニがそれをやるのは
現実、難しいし、もし、年齢確認出来るものの提示が義務だったら、
毎回、毎回、提示する方が客として面倒じゃないんですか?
そうなったらなったで、
絶対に今以上にクレームが増え、トラブルも増える。

また、もし未成年者に酒を販売した場合、
客の申告に、成人だという虚偽があれば
店側だけの責任とも言えないから、
店側、客側、どちらにとっても
今のところ、現実的なシステムとして
今のようなシステムを導入しているのだと思う。

容疑者の「常連客だからわかるだろう」と言う理屈も
その人のためにシステムやルールを
いちいち変えられないでしょう。

私が勤める店は、毎日、何千人と来客のある大きな店です。
もちろん、様々なお客様に合わせて対応することはあります。
車椅子で来られる方、目や耳が不自由な方などには、
そのお客様がお買い物しやすいように
お手伝いすることもあります。

ただ、基本的にお客様に優劣はありません。
私個人としては、サービスはどのお客様にも公平であるべきと思っています。
個人店であれば、常連客には特別扱いもあるかもしれませんが、
大きなチェーン店で、常連客なんて言ったら、
どれだけの人数が常連となるか。
常連客だからと例えば値段を安くしてあげるとか、
商品を1個おまけしてあげるなんてことも出来ないし、
ましてや、常連客だから法を守らなくてもいいなどという事にはならない。

また、レジでお酒を購入する人を一人一人、
従業員が見て確認することも大変だし、時間も掛かる。
レジがものすごく混んでいて並んでいる中、
極力、時短で会計を済ませなければならない。
(レジで時間が掛かれば掛かったで客はイライラし、
従業員は文句を言われたり、お金を投げつける客もいるのだ)

また、微妙な年齢の人をジロジロ見るのも
従業員としては失礼だと感じます。

従業員が外見だけで判断しろ、店の怠慢だと玉川氏が言うなら
もし、客とトラブルになった時、あなたが責任取れるんですか?と言いたい。
責任取れない人が無責任なことを言わないで欲しい。


実際、未成年者が酒を購入しに来ることがある。
そういうことが現実にある以上、
自分はどう見たって成人なんだから
客に年齢確認させるななどという言い分はやめてほしい。 

未成年者に絶対に酒を販売しないための
年齢確認であるということを理解できない、
タッチする、たったそれだけのことも協力出来ない、したくないと言うなら
コンビニやスーパーで買わなければいい。
自販機で買ってください。
酒の自販機は減少していますし、自販機でも年齢確認は求められますが。

法令を守らなければならない店側、
従業員側としては、そう言わざるを得ません。

コンビニやスーパーに自分にとって都合のいい便利さだけは求めて、
面倒なことは客にさせるな、店の責任だ。
だなんて、まさにクレーマーの発想。
従業員だって、明らかに成人である人は
わかります。
それでもやらざるを得ないんです。
従業員に文句言ってどうにか出来るわけじゃないこともわからないのか。


日本は異常です、こんなに従業員や店にあれこれ要求し、
客は偉いんだという態度なのは。

立場としては店と客は対等です。
商品を売る側、買う側、ただそれだけのこと。
その店がイヤなら客が行かなければいいだけ。


コンビニやスーパーのあらゆるサービスは、
お客様に気持ちよくお買い物して頂きやすいようにという
あくまでも店側の心遣いであり、
義務でも何でもありません。
海外のように、私たちは様々なサービスでチップをもらってるわけでもありません。
客の要望に何でも応えろなどというのは
あまりにも横暴です。
勘違いしないで欲しい。


そういう過度な要求をするモンスターがいるから、
ただでさえ人不足で仕事の負担が大きいのに、
従業員は心身ともに疲弊して
辞めていく人も多いのです。

結果的にモンスタークレーマーが、
店や従業員の質を落とし、
サービスの質を落としてしまって
それはそのまま客の自分に返ってくるのだということを考えて欲しい。



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