SSブログ

BS朝日 「甦る白鳳大伽藍 薬師寺千年建築に挑む」 [etc.]

 

11年前、2000年に放送された番組でした。

薬師寺は、
てっぺいちゃんのコンサートが行なわれたことで
私も二度ほど伺いました。

番組は途中から見たのですが、
大講堂の復興工事のドキュメンタリーだったようで、
白鷹幸伯さん(こちらを参照)という方が、
大講堂の大屋根に使われる千年釘を
一本一本、手作りで作っているところから見ました。
その数、7500本・・・。
途方に暮れてしまいそうな数です。
また、和釘だけでなく、
昔の大工さんが使っていた大工道具も再現し、
作られていました。

また、瓦職人の方は
大講堂の大屋根に葺く瓦、
こちらも一枚一枚、手作りで作っていらっしゃって、
平瓦で2万5千枚、丸瓦と合わせて7万枚。

そして瓦を焼いた後、焼いたことで縮むので
多少、瓦の大きさ、窪みの部分に差が出るようで、
それもまた一枚一枚、計りながら選別していきます。
選別する際に番号を振り、
その番号ごとに、屋根に瓦を葺いていくのだそうです。

全ての瓦が葺かれ、
最後に両端に金色に輝く鴟尾(しび)がとりつけられる様子を
見ていた職人さんたち。
とりつけられた後も、しばらくその場で眺めていらっしゃいました。

 

そんな職人さんたちのことなどをよく知らずに、
大講堂を目にしていた私。
しかも、復興工事の様子や
屋根の部分を上から見ることはなかなかないことで、
宮大工さんや、鍛冶師さん、瓦職人さんなど
多くの職人さんたちの手によって見事に復興された
大講堂を見て、ありきたりな言葉ですが
本当に感動してしまいました。

何も知らない私は、
再建するにあたり、現代の技術、現代の道具で
再建しているのだろうと思いきや、そうではなくて
釘1本にしても、
当時と同じ方法で作られたものを使うのは、
当時のものが1000年もつだけの
作られ方をしているからで、
何でも今の技術、道具を用いればいいというものでは
ないんですね。



来週は、この続編として2003年に放送された
竜宮は舞い降りた
~1300年の時を超えて甦る薬師寺~ 甦る白鳳大伽藍」が
放送されるようですので、こちらも楽しみです。


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

kyono uta  Make Life..手帳2011 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。