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強い心と細やかな心 [etc.]

 

昨日、たまたまTVを点けたときに見た「カンブリア宮殿」
見始めたときにはもう最後のほうで、
詳細な内容はよくわからないのですが、
アフリカで起業した方で、
ケニア・ナッツ・カンパニーという会社の創業者の
佐藤芳之さんという方がゲストでした。

私が見た時、佐藤さんはご自身の故郷である
宮城県南三陸町にいらしていて、
ルワンダで震災のことを知り、来日されたそうです。

佐藤さんはルワンダで新たなビジネスを起こしていて、
貧困のためトイレが不衛生なことから、
感染症など病気が蔓延していたので、衛生面を改善しようと
消臭浄化剤を作っていたそうですが、
その消臭浄化剤を避難所の仮設トイレに使おうと思われたようです。
でも、ルワンダから輸入ができず
日本で似たようなものを用意して使ってみたところ、
臭いがなくなったと避難所の方が仰っていました。


佐藤さんは、なぜアフリカへ渡って起業したのか。
自国(日本)で何かするよりも、海を渡って何かやった方が
面白いと思ったからだそうです。

戦前生まれでいらっしゃるので、大空襲も経験され、
何もないところから何度も再建してきた日本を見てきているので、
気持ちを強く持てば、
困難も乗り越えられると思っていらっしゃるようです。

カンブリア宮殿のHPにも載っていますが、
佐藤さんは
「夢は寝ている時に見ればいい、大事なのは目的と目標だ」
答えていらっしゃっていて、
アフリカで会社を興し、一代でケニア最大の食品加工会社に築き上げ、
70歳目前で、新たなビジネスに着手するという
年齢に関係なく、常に前へ、前へと進もうとするその行動力、
素晴らしいと思いました。
そして、こういう日本人の方が居るということを
知ることができただけでも、前向きな気持ちにさせてもらいました。

お話を聞いていると、とにかくポジティブで行動力がある印象の
佐藤さんですが、
佐藤さんを密着している際、時々、左目をタオルで押さえている
場面がありました。
驚いたのは、佐藤さん、左目を失明しているというのです。
しかも小学生の頃に。
言われるまで全く気が付きませんでした。

失明をハンデと言っていいのかどうかわかりませんが、
でも、そういうものをバネにして突き進んでこられた。
70歳を過ぎた今も、チャレンジをし続けている。
佐藤さんは強い心を持った方、そんな印象を受けました。

 

私は佐藤さんのだいたい半分くらいの年齢ですが、
年齢で諦めちゃいけないんですね。本当に。
てっぺいちゃんを見ていてもそうですけど、
まだまだ、自分にも何かができるかも!と、思えてきましたよ。
もちろん、全く無計画に始めることはできないし、
始めるための環境も自分で整えなくてはいけないですけど、
具体的な目標を持って、時間はかかるかもしれないけど
その目標のために一つ一つクリアしていけば
いつかは辿り着けるのかもって、そう思えてきました。

佐藤さんのお話からは「強い心」を持つことを教わり、
そして、てっぺいちゃんからは「細やかな心」を持つ大切さを
教わりました。

 

ここのところ、てっぺいちゃんのお話に共感することが多いです。
本当に、「しあわせ」って自分で見つけるしかないんだと思う。

あれだけの大災害も、原発事故も
多くの人は初めて体験したようなものだし、
だからこそ今までの不安とはまた別の新たな不安や恐怖に、
やり場のない怒りがあったり、暗く落ち込んでしまうのは
当たり前のことだと思います。

でも、事の大小はあるにしても、
今までだっていろんな不条理や不平等の中で
私たちは何とか生きてきたんですもんね。
何もかも納得できることばかりじゃないし、
今だって解決できないこともあるけれど、
それでも、ここまで生きてきたんです。

それに、これから先だって完全に平等な世界もなければ、
完全な幸福もない。
やっぱり、幸せを感じられる心は自分で育てなきゃ
しょうがないんですよね、きっと。
誰かに何かしてもらうのを待ってるだけでは
育てられないんだと思います。

だからと言って、社会の間違ってることやおかしいことに目をつぶって
良いところだけ見ていけばいいのかというと、それも違うと思う。
国の無策・愚策にも、日本人は暴徒と化すこともない優等生。

アメリカ コロラド大学のジェラルド・カーティス教授によれば、
「日本は社会がしっかりしているから、政治が貧困なままでいられる。
日本の政治家は国民に甘えている」
と、
日本の政治の現状を嘆いておられたようですが、
日本人は、良く言えば賢明、でも悪く言えば、私も含め多くの人が
社会のことに、ある意味、無関心のまま
ここまできてしまったのかもしれません。

これからは、声を上げるべきときは、
一人一人が、しっかり上げていく必要もあるでしょう。
これまで、40年以上も反原発を唱えてこられた方たちに
任せっぱなしにして、
私も含め、ほとんどの人が反原発の声など上げてこなかった結果が
これなのですから、原発の問題に限りませんが、
社会=自分ですから、自分のこととして社会の問題に関心を持って、
言うべき時は言っていく。大事だと思ってます。

でも、不平不満ばかり連ねていても
そんな毎日じゃ、前に進んでることにはならないし、
自分のしあわせは、自分で見つけていく。

 

うん、なんか、やっと落ち着いた気がします、考えが。
とは言っても、私は弱いから、また嘆いたり、怒ったり、
悩んで、また起きあがって・・・を繰り返していくんでしょうけど、
でも、今は少し、前に進んでいる気がします[ぴかぴか(新しい)]

 


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