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極上 美の饗宴「飛び散る線の謎~ポロックの“自然”」 [art]

 

見てしまいました。

本当は展覧会に行く前に、
あまり見たくないなぁと思い、
日曜美術館のポロック特集も
まだ見ていないのですが、
てっぺいちゃんを見たかったんだもの―[あせあせ(飛び散る汗)]

 

「秋のリズム」という作品を観て、
作品の印象というよりは、
ジャクソン・ポロックという人の印象ですが、

「繊細」

という印象です。

私はあえて、彼や彼の作品について
全く何も勉強していないですし、
情報を入れていないので、
よくご存知の方からすると
違うのかもしれませんが、
とにかく繊細な印象です。

長年、ポロックの研究をされている方の
科学的な視点からわかってきたことも、
とても面白かった。

「フラクタル」

一見、不規則に見えるものの中にある規則性。
そこに、直感的に心地良さを感じるということ。
自然の中にある規則性を無意識に感じていて、
そこに心地良さを感じているからなのではないか、
というのもわかる気がしますが、
でも、実際、心地良さの理由を考えてみても
よくわからないし、
説明ってなかなかできない気がします。

これは、アートに触れるときも全くそうで、
第一印象でこれが好きとか、いいなって思うのは
直感的なもので、最初から何故好きかとかいいと、
説明できるものではないんですよね。

 

傑作といわれる作品はどちらか、
というところで、
二つの作品の比較があって、
余白を残し、枠の中に描かれているほうが
傑作だということでしたが、
この時も、作品の評価というのは
不思議というか、面白いものだと思いました。

私は美術のことは全くわかりませんが、
傑作である基準というか、
専門の方たちの評価というものは
それぞれ一致する何かあるんでしょうか。
好き嫌いの好みではなく、
「これは良し」とする何かがあるんでしょうね。

私は、そういう見方はできないのですが、
逆にそう見れなくて良かったとも思っていて。
アート鑑賞は好きですが、
詳しく勉強はしたくないなぁという感じです。

作品を観るとき、
豊富な知識があって情報があって観るのも
より深く観られる部分があったり、
いいのかもしれませんが、
やっぱり「最初は」自分の感覚で観たいなぁ。
観た後に、作品のこと、作者のこと、その背景など
いろいろと深く知ってから、あらためて観る楽しさも
あるんですけど、
私は素人だから、素人の感覚で自由に観たい。
いつまでも子どもが観るような目線で観たいですね。
自分の中で、あまり難しいものとか、
取っつき難いものには、したくないという感覚でしょうか。
アートが好きだから。

よくわからないですけど、
美術館にあるから、素晴らしい作品なのではなくて
きっと、街中でも、どこにあったとしても
いつの時代にあっても、多くの人がいいと思えるものが
素晴らしい作品というものなのかな?と、
なんとなくそんな気がしました。

でも、自分が美術館で作品を観るときは
これが素晴らしくて、これが素晴らしくないと
そういう風に観たことはないですね。
ひとつひとつ、別の物として観るので
好みはあっても、いい悪いでは観ていないですね。

 

この番組では
作品の解説とかはあまりなかったので良かったです。
実際にポロックの絵を観るのが、より楽しみになりました。

 

 


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