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東北発☆未来塾 [etc.]

 

東北発☆未来塾

「いのちを守るチカラ」をテーマに
4週に渡って放送されていたのを
全く知らずに、たまたま見ました。
1回目からきちんと見たかった。

 

4週目は「涙の白熱教室 『命』ってなに?」

最後の方の少しだけしか見られなかったのですが、
看護師や社会福祉士などを目指す学生さんたちに
医療の現場で働くプロの方が講義をしていました。

講義の先生は、救命救急の現場で働いた経験もあり、
東日本大震災では、3770人もの災害支援ナース派遣を
とりしきったという、北里大学の石井美恵子准教授。


様々な経験をしてこられた石井さんのお話は、
かっこいい理想だけでなく、
現実もきちんと話していらっしゃり、
その言葉一つ一つに、説得力があり、

震災や自然災害などが起きると、

「よく「まさかこんなことが起きるとは。」という言葉を聞くけれど、
日本は災害多発国で、そこに私たちは住んでいるのだから
もっと一人一人が覚悟して備えていくことが大事。」

という言葉や、

「理想をあきらめたら前には進めない。あきらめないで欲しい。」

「ただ、守ることが優しさではなく、その人たちが自分のチカラで
ちゃんと生きていける、そういう姿が本当に尊厳ある人生だと思う。
それが災害とか病気で一時的に難しくなるその時に、
もう一回立ち上がる、そのお手伝いができたら良いなって思う。」

という言葉に、共感すると同時に深い感銘を受けました。
こういうお話を伺えたり、
こういう方の下で学べることができたらいいですね。

 

「いのち」について。

これは、私自身、時に考えれば考えるほど
わからなくなってしまうこともあって、
ある学生さんは、自分に何が出来るのだろうかとか、
医療に対する自分の理想と現実とのギャップに悩み、
一時期、医療から離れていたそう。
そんな彼女が、涙を流しながらも
自分の想いを語っていて、
それが、人の幸せを考えて理想を目指していきたいという
ものでした。

日本の医療の世界は、技術的には素晴らしいものがあっても、
医学界、医療の現場は独特なシステムがあり、
熱い情熱も、高き理想もある医師が
不条理な現実の中で、能力を発揮できずにいたり
過酷な勤務状況の中で、働かざるを得ない医師や看護師もいます。
なかなか変わらない体質に問題があるのも事実です。

それでも、理想を諦めずに追いかけながら
日々、いのちと向き合っている医師もいて、
人の幸せを考えていきたいと思い
理想の医療を目指そうとしている若い人がいることは、
本当に嬉しく、頼もしいです。

石井さんも仰っていましたが、
こういう若い人たちの能力を活かせる社会であるよう、
その環境を大人や国が作るべきで・・・。

幸福な国と言われるブータンは
教育に最も力を入れていて、
学校で教えるのは、
「人の幸せを思えるような人間に育てること」と、
ブータンの、ある小学校の校長先生が
仰っていたのを思い出しました。

 

「人の幸せを思うこと」


私は、それは結果的に自分の幸せにもつながることと
信じていますし、
この世に生まれて、命が尽きるまでの間に
自分が行き着きたい、
自分の最期は、そういう人間として終わりたいという
自分の中の最大のテーマでもあります。

そして、息子にもそれを伝えていき、
息子なりに、理解していってくれたら
嬉しいと思っています。

「いのち」について、
あらためて考えるきっかけをもらえた
良い番組でした。

 

 


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