ごめんなさい

GROUND ANGEL コンサート、
行ってきました。

震災からまもなく3年の
今だからこそできる内容だと思いますし、
確かに｢希望｣でした。


前半、私はぼろぼろでした。
個人的なこともありますが、
映像を見ながら、被災地のことも
子どもたちのことも、いろんなことが
思い出されました。



こんな気持ち、初めてです。
決して、てっぺいちゃんが悪いわけでも、
コンサートが悪いわけでもありません。
ただ、ただ私の気持ちの問題です。



私の周りにいらした方、
私が立たなかったり、手拍子をしなかったりで
不愉快な思いをさせてしまったとしたら、

本当にごめんなさい。

立ちたくなかったのではなく、
立てなかったんです。
手拍子をしたくなかったのではなく、
できなかったんです。



GAは、私にとって本当に大切なものです。
だからこそ、自分の心に嘘をつきたくなかった。
みんなが立つから立たなくちゃダメですか？
無理してでも、笑わなくてはいけませんか？
私みたいのをKYと言うんでしょうけど、
私は気持ちを切り替えられませんでした、最後まで。

もしかしたら会場には、
被災した方もいらしたかもしれません。
私は被災した訳でもないし、
そのくせ、いじけてるのは
おかしいのかもしれません。
（薬師寺の大谷さんが仰ってました）

でも、コンサート前半、いろんな思いが甦ってきました。

石巻でのこと。
1年経っても大川小周辺は
水がまだ完全に引かず、
辺り一面どろどろにぬかるんでいて、
そのぬかるみを歩いた時の感触は忘れません。
そのとき履いていたブーツを
今日も履いてきました。

私が会った人たちのこと、
涙を拭う男性の後ろ姿、
いろんな姿を思い出しました。

福島も、岩手も行きました。
点灯式のトークショーで、
大谷さんは、

｢もうみんな被災地のこととか
普段は、忘れてるでしょ？｣
と仰っていましたが、
忘れてない人もいます。
いつも気になってます。
わざわざ気にするとかではなく、
それが私の日常です。


コンサート後半、まるで急ハンドル切られたみたいで、
私は気持ちがついていけませんでした。
心が置いてけぼりのまま、
とりあえず後半最初の曲は立って手拍子をしたものの、
やはり心が追い付けなかった。
それから、私は無理するのをやめました。

結局、最後の曲も心に入ってきませんでした。

重ねて言いますが、私の心の問題ですから、
てっぺいちゃんが悪いわけではないです。

私はすぐに気持ちを切り替えることはできなかった。
ただ、それだけのことです。


帰り道、明日はどんな顔をして
見ればいいんだろうと悩みました。
今日は、後方のお席でしたが、
明日は今日みたいな私の態度が
許されるようなお席ではないのです。
無理してでも笑わなくちゃいけないのかな、
盛り上がらなくてはいけないのかな、
明日は私は行かない方がいいのではないかなど、
ずっと考えていました。


でも、不思議なもので、
そんな私をちょっと救ってくれる出来事が

帰りにあったのです。

地元に着いて、息子が大好きな餃子を買ったのですが、
タクシーで帰るときに、
私が運転手さんに
｢餃子臭くて、すみません。｣と話したのをきっかけに、
話が盛り上がってしまい、
運転手さんとずっと笑いながら

家に着くまで話せたのです。

あんなに悩んでいたのに、
こんな沢山笑える出会いがあったなんて…。


なので、明日は、たぶん…
大丈夫かな？



それから、今日に限ったことではありませんが、
開演ギリギリ、または開演時間を過ぎてから

いらっしゃる方、
お仕事だったり、遠方から来ていたり、
交通機関の乱れなど、
様々な理由はあるかと思いますが、
ギリギリ、または開演時間が過ぎているときは
急いでお席に着いていただけないでしょうか？
時間が過ぎているのに席に着かず、
お友達と話していたり、
それはどうなんでしょうか。

私はできるだけ定刻に始まってもらわないと

困る一人です。
主催者側の事情で遅れるのは仕方ないですが、
開演時間が過ぎていても、
お客さんが速やかに着席しないと、
始まりません。

クラシックなどきちんとした場なら
もっと鑑賞マナーは問われ、
そのお客さんで、

アーティストが計られてしまうこともあります。

遠方から来ている方でしたら、
帰りの交通機関の時間もあるでしょうし、
私みたいに子どもを預けてきたり、
留守番させて来ている人もいるでしょう。
できるだけ定刻どおりに始まって欲しいんです。
ギリギリや、遅れるのも仕方ないことですが、
他の方も様々な事情のある人がいるということを

気に掛けて、
速やかに着席していただけると助かります。
そういう思いやりこそ愛だと思うんです。