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少数でも存在 [news]


周りや大人は、異常性とか猟奇的と表すけれど、
本人は自分が異常であるという
自覚はないのかもしれません。

人を殺めたいと思う人は、
数的には少ないかもしれないけれど
いつの時代もいました。
人が死ぬということはどういうことなのか
それを自分で確かめたいとか、
血を見ると興奮したり快感だとか、
言葉は悪いかもしれませんが死体マニアとか、
そういう欲求や趣味を公にできないだけで
現実にいます。


そこまでのことではなくても、
してはいけないことをしてみたい欲求というものは、
人間であれば誰しもあるのではないかと思います。

でも、それをしないための理性なのですが、
欲求を抑えられない、理性が働かない人も
いるのでしょう。


私の身近にも、勉強はよくできて頭もいい。
話し言葉も難しい言葉を使うなど
一見、大人っぽいのですが、
自分の感情や欲求をコントロールできず、
考え方が自己中心的で、
怒りなどを抑えることができない、
抑え方を知らないから、
暴言や暴力として出てしまう。
そんな人がいました。
話し言葉はとても大人なのですが、
言っている内容や行動などは、まるで幼稚なのです。

頭だけ大人のように成長し、
心は追い付かず、幼稚のままという感じです。
でも、それが単に育ってきた家庭環境や
親の育て方によるものとも断定できないでしょうし、
きっと今回の事件も、
どこで、どうなって、このようなことに至ったのか、
加害者の心の中を解明するのは
とても困難だろうと思います。


それに、ごく普通の家庭で
特に不自由なく育ちながらも罪を犯す人もいれば、
父の同級生ですが、複雑な環境で育ち、
学生時代にかなりの問題児、ワルだった人が
有名ホテルの支配人になり
立派になられたという方もいます。


子どもに、たとえどんなに素晴らしい教育をし、
素晴らしい環境を与え、
愛情溢れる家庭で育てたとしても
必ず健やかに成長するとは限らないと
私は思っていますし、その逆もです。
どんなに厳しい環境で育ったとしても
それだけで、または、時代のせいで
必ずしも歪んだ人格が形成されたりするわけでは
ないと思います。

どんな環境でも、子どもは子どもで
自分とは違う人格を持った一人の人間ですし、
家族ではあっても親のものではなく、
必ず親の思い通りになるというわけでもないのでしょう。


もちろん、親としてはできる限りの、
自分なりの愛情を
子どもに注いで育てるしかないのですが、
私は、その愛情が子どもに伝わっているのか、
子どもがどのように受けとめ、
感じているのかわかりませんし、
また、これからどのように育ち、
どんな大人になるのかもわかりません。
それは、私が自分の子育てに自信などないからです。
責任を持って育てなければならないとも思いますが、
正直、子育てに正解があるわけではないと
思っているので、自信はないです。
自分の子育てに絶対の自信を持って
育てている人っているのでしょうか。



今回の事件の加害者のことも
断片的な情報だけで判断はできませんし、
してもいけないと思いますが、
どんな背景があったとしても、
したことは決して許されることではありません。
でも、いつの時代にも
一般的に理解できないようなことを
してしまう人はいるということなのだと思います。



でも、まさかこういうことになるとは
予測もできないですし、
被害者の親御さんにとっては、
お子さんをこういうことから
防ぎようも守りようもない
あまりにも突然で、理不尽で、
想像もつかない、有り得ないこと過ぎて
これから、子どもがいないという現実を
突きつけられ、どんなにお苦しい日々か…
同じ親として親御さんのお気持ちを考えてみても
その悲しみや苦しみは、とても計り知れません。



そして報道を見ていると、
いつも被害者の名前は未成年でも明かされ、
他人に知られたくないようなことも
無条件に全国的に知らされてしまうのに、
加害者は名前は伏せられ、守られ、
何だか理不尽なものを感じずにいられません。


親御さんにしてみたら、
子どもが殺されたということだけでも
ショックで到底受け入れられないのに、
その殺害のされ方など、大きく報道されて
何重もの苦痛を与えられてしまう。
傷口をさらにえぐられるようなことを
マスコミや見ず知らずの人間たちから
受けるかもしれません。

加害者の人権も守られなくてはなりませんが
同様に被害者の方の尊厳が守られ、
ご家族に最大限の配慮がなされることを
願って止みません。



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