雨の広島 [inori]
69年目の朝、広島は雨でした。
8月6日は、何の日ですか?
という東京での街頭インタビューで、
お子さん連れのお母さんが、
笑いながら、「ハムの日?」と言っていました。
愕然としました。
悲しくなりました。
情けなくなりました。
そのお子さんも何の日か答えられませんでしたが、
お子さんは仕方ないかもしれない。
でも、大人が、知らないと言うのは…
ちょっと恥ずかしいことだと私は思います。
私はいつも思います。
せめて、8月6日、9日、
何故、国民全体で祈りを捧げたり
あの日、起きたことを知り、考えたり
そういった一日、
一日とまでは言わなくとも
少しの時間でもそういう時にしないのかな…と。
広島、長崎の方たち、子どもたちだけが
考えればいいということではないはず。
いずれ、戦争体験者の方から体験を伺う貴重な機会を
私たちは失ってしまいます。
教科書で、授業で勉強するだけでなく、
一人でも多くの人が、大人も子どもも
体験した方の声を聴き、想像し、感じると
いう機会に恵まれたらいいのに。
そう思います。
来年、息子と広島へ行きたいと考えています。
全ての原爆犠牲者の御霊に
心から哀悼の意を捧げると共に
今なお、原爆症で苦しんでいる方々に
心よりお見舞申し上げます。
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