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同世代として、女性として、人として [etc.]


TOKIOのメンバー4人の会見を見ていて
胸が苦しくなりました。 
私は特別に彼らのファンというわけではありませんが、
世代はまさに彼らと同世代。
いい年齢の大人が、多くの人に対し
自分自身のことではないにせよ、
同じグループのメンバーのことで
頭を下げ、今後の自分の人生もどうなるか
わからない中で、与えられた仕事をしていかなくてはいけない、
彼らの現状と今後を思うと苦しかった。

山口氏が起こした事件、罪は罪として
当然、許されることではないし、
その事実は被害者の方、ご家族の中にも
ずっと消えることなく残り続けてしまうことで、
被害者と同じ女性として、
嫌な思いを消すことも忘れることもできず
一生、自分の中に残り続け、
それを抱えながら生活していかなくてはならない、
そういうことを山口氏が起こしたことは
実際に起こした罪と同じくらい
罪深いことです。

幾ら謝っても、彼らがテレビ画面から
消えたとしても、
起こしたことは消えないのだという
その重さをどこまで山口氏が理解しているのか、
また、世の中には性犯罪を起こす者がいますが、
そういう人間たちに対しても
被害者の事件後の生活、人生まで考えているのかと、問いたいです。

山口氏やTOKIOに対し、
どのような処遇を求めるのか、
それは、被害者本人やそのご家族が決めることであり、
いち視聴者である私たちが決めることではないと思っています。
ファンの方はもちろん解散などせずに
活動を継続してほしいでしょう。
でも、まず優先されるのは被害者の方の気持ちです。
そこを無視して、ファンの方を優先するようなことは、
彼らも出来ないと思います。

謝罪会見を行うことを迷ったという彼らの思いには共感しました。
会見を行うことが、被害者にとってどうなのか、わからないから。
山口氏本人はいなくても、
TOKIOという存在が、被害者にとってどうなのか、
それは、被害者本人にしかわからないでしょう。

被害者としては、この件に関して、
テレビなどでも、もう触れてほしくないはずで、
一日も早く世間の話題から消えてほしいと思っているはずです。

彼らが今後も仕事を続け、メディアなどで
被害者が彼らを目にする度に
事件のことを思い起こされてしまうことで
被害者の感情がどう動くのかわかりません。
辛さや苦しみが増すような方へ向かわないことを願うばかりです。

山口氏に対しては、メンバーの中でも
その思いに微妙な温度差を感じました。
松岡氏は、比較的、厳しい考え、
国分氏は、見捨てられないという思い、
私は二人とも、どちらも、同じグループのメンバーとして、
山口氏に対する愛情、優しさを感じました。

松岡氏の厳しさは、人間は誰でも弱い部分がある。
でも、みんなその自分の中の弱さと葛藤し、
戦いながら自制して生きているんだぞ、
弱いのはおまえだけじゃないんだと
山口氏に言いたいようなそんな風にも感じました。

人は誰しも弱い、そのことを良く理解しているからこそくる
厳しさだと思います。
私も彼の考え方に近いです。


ただ、山口氏も、罪を犯したとは言え
それを背負いながら生きていかなければなりません。
一人の人間が変わるためには、
時として、誰かの力や愛情が必要なこともあります。
それは、人は自分のことを自分一人では
なかなか客観視できないし、
自分の全てを自分で知るのは難しいからです。

突き放して、一人で立ち直らせるべきか
誰かの力を借りながら立ち直らせるべきか
何が本当に良いのか、
その答えは誰にもわからないと思います。


今回はグループの一員が事件を起こしましたが、
芸能人でなくても、誰しも、罪を犯せば
その周りの人間にどれだけの迷惑を掛けるか、
家族、仕事、友人など…その影響の大きさを理解しなくてはならないし、
それまで自分が築いてきたもの、信頼なども
一つの愚かな行動で一瞬にして失い、
また同じように信頼を回復するためには
とてつもなく大変なことだと、
それを考えながら、自分の行動に責任を持って生きていかなければいけないと
自分自身もあらためて思いましたし
子供にも伝えていかなければと感じました。



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