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黙認、見て見ぬ振りという罪 [etc.]


ルール違反の危険なタックルの問題、
指導者、大学の対応に対し
教職員やアメフト部父母会から
反論の声が挙がっているようですが、
おかしいと思うことに声を挙げることは
いいと思います。

でも、気になったのは、
もし、問題が公にならなくても、
教職員、父母会は大学や指導者に
反論の声を挙げたのでしょうか?
そこが、日大に限らず、
事が大きくならないと動かないという
また別の問題点ではないかと感じます。

例えば、ある学校でいじめがあったとして、
いじめがあることは、いじめに加担していなくても
知ってる生徒はいるわけです。

でも、いじめを報告したり、
いじめられている子を守ろうとすれば
自分もやられてしまうかもしれないなど
なかなか簡単に公にしづらい、
強い者に逆らえない状況がある。

ただ、いじめが発覚すると
一転、いじめを知っていた生徒が
いじめた側が悪いと言い出す。

じゃあ、それまでいじめを黙認してきた人間は全く悪くないのか、
直接的にはいじめに関わっていなくても
知っていて、見て見ぬ振りをしてきた人間に何の責任も無いのか、

それはちょっと違うのではないかというのが私の考えです。


力を持つ強い者が、周囲を自分のいいなりにさせ、
逆らえないような状況にする。
そういう構図は、どこにでもあります。

そういう構図を、良いと思ってはいなくても
改善しようとしない、行動に起こさない、
それは、結局、そういう構図を認めてしまっているという事と同じです。

絶大な力、権力に対し、
一人で立ち向かうことは難しいでしょう。
そこは、数で闘うしかないかもしれませんし、
簡単なことではないのもわかります。

でも、身体の安全、命に関わることで
身を守るためには
何かが起きてからではなく、
まず起こらないような環境が大事だし
起きる前に、
おかしいことに立ち上がるということも
大事だと思います。

日大アメフト部に限らず、
どこにでもある、理不尽な関係性、構図に対し、
その中にいる者がどう考え、どうしていくか。

行動を起こさなければ、何も変わらない。
私自身も身をもって経験しているので、それだけは確かなことです。



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