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強い想い [etc.]

 

昨夜、放送された
NNNドキュメント'13
「3.11大震災シリーズ 
今、伝えたいこと(仮)」を見た。

福島県立相馬高校の女子高校生たちが
自身で脚本、構成、演出の全てを考え、
演劇「今、伝えたいこと(仮)」を作った。
(仮)がついているのは、
伝えたいことが、その時々で変わっていくから
だそう。

この演劇は東京でも公演され、話題となり、
志賀原発のある石川県でも公演することになり、
地元の女子高生たちとの交流会も行われた。
志賀原発から10キロ圏内に住んでいるという
女子高校生、やはり不安だとのこと。


修学旅行に行った時には、
どこから来たのかを尋ねられ、
福島県から来たと言った時、

「(相手の人に)一瞬、真顔になられた。
福島県から来たって、言いづらい。」

そう話していた。

ある子は、家族と県外へ車で出掛けた時に、
福島ナンバーだったからか、
車に「福島に帰れ」と落書きをされたという。

彼女たちは、常に線量計を身に着け、
放射能を気にしながら、
世間の「福島」への冷たい目にも
晒されながら、
そして、大学へ行っても就職をしても
何か言われるのではないか、
結婚をしても子どもを産めないのではないか、
そんな不安を抱えながら生活をしていた。

何故、彼女たちがそのような思いを
しなければならないのか。
彼女たちが、何をしたというのか。

演劇を通して訴える彼女たちの心の声は、
置き去りにされている、
もう終わったことのように扱われている、
そんな福島の声そのものでもあった。



その後、たまたま見たGet Sportsでは、
JFLに昇格した福島ユナイテッドのことを
放送していた。

震災後、ホームでの試合ができず
1年7ヶ月、全てアウェイでの試合だった。

退団する選手もいる中、
福島を元気にしたいと選手、サポーター、
チーム一丸となってJFL昇格に向けて戦う姿があった。

ある選手は、子どものサッカースクールで
インストラクターをしながら、
ある選手は、練習後、疲れた体で
居酒屋でアルバイトをしながら、
サッカーをしていた。

そんな選手たちを応援し、支えるサポーター。
福島ユナイテッドのJFL昇格は、
チームがいい時だけでなく、苦しい時も、
どんな時も支え続けてきた彼らがいたからこそ、
為し得たことだと思う。

 

相馬高校の女子高校生たちも、
福島ユナイテッド、サポーターも
地元、福島への強い想いが、
彼らを動かしているように感じた。


そういった想いを知って、
じゃあ、今、自分ができることは?

忘れることなどあり得ない。


考えること、そして時に声にすること。


 


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