DAYS JAPAN 2013.3月号 福島 子どもたちの今

 

福島で暮らすお母さんたちの声が
たくさんあります。

どのお母さんも、お子さんを外で
遊ばせることを控えさせていたり、
３０分や１時間という時間の中で
遊ばせているようです。

そして、お母さんたちの多くは
水や食べ物に関して、より気を遣っていて
福島県産のものは食べさせていなかったり、
食品放射能測定器で計って、
数値の出ないものだけ食べさせたりしている
そうです。

お母さんも子どもたちも
物質的な面でも精神的な面でも、
放射能の影響により
不自由な暮らしをさせられていることが
よくわかります。

そして、価値観の違いから生まれる
家族間の亀裂や仲間同士の亀裂も。
原発事故による、様々な影響は
事故後、ずーーーーっと続いていて
それがいつまで続くのか先が見えない中、
不安なまま暮らしていらっしゃる様子が
伝わってきます。

これでは、体もですが、
その前に心が疲れ切ってしまいそうです。

子どもにとって、心身の保養ができる
球美の里は本当に必要な場所ですが、
私は、日々お子さんの健康や将来のことなど
考えながら生活しているお母さんたちの
心の静養にも球美の里のような施設は必要だと、
つくづく思いました。

子どもが心身ともに健康でいてくれること、
子どもの元気な姿が、
親として何より嬉しいことなのですから。

 

国が、福島や周辺地域の子どもたちの救援のために
なぜ積極的に立ち上がらないのか、
全く理解できません。

 

DAYS JAPANは毎月２０日に発売です。
（定期購読者は、発売日前に届きます）

ぜひ、お手に取ってみてください。

 

DAYS JAPAN (デイズ ジャパン) 2013年 03月号 [雑誌]

• 作者:
• 出版社/メーカー: デイズジャパン
• 発売日: 2013/02/20
• メディア: 雑誌