心のない謝罪 責任をとらないトップ

今までも企業の不祥事など
数えきれないほどありましたが、
問題が発覚したとき、
まず、隠蔽しようとする。
それは人間の性ですから、
悪いこと、都合の悪いことを
隠蔽したくなる気持ちはわかります。
私だって清廉潔白な人間じゃありませんから。


でも結局、後から事実はわかるのだから、
隠蔽しようとして後からバレるより、
最初から正直に公表したほうが、
ずっと誠意を感じると思うんですけどね。
今の時代、大企業ならそういうリスクマネジメントとか、
きちんとしてるのが当たり前だと思うのですが、
過去の例を全く学ばないんでしょうか。


そして、先日の「クローズアップ現代」で
「土下座」が取り上げられていたのも驚きましたし、
今週末にでも｢謝罪の王様｣を見に行こうかと思っていますが、
責任を取ろうとしないトップ。
じゃあ、あなたは何の為にいるの？
平社員の何倍ものお給料、報酬を貰って。
記者会見を見ていても
謝るのは形だけ、口だけ。
心なんて全く感じないですよね。
謝りさえしないお偉いさんもいますが。
こういう人間がトップにいる会社は信用できない、
そう思われるだけだと思うのですが。


JR北海道も東電も、
重大な問題を起こしてからも
まだミスを続けてるし、
経営陣も現場も危機感を本当に感じてるのかな。
真面目に一生懸命働いてる人が、
ほとんどだと思いたいけど。


銀行も鉄道会社も電力会社にしても
他の企業と違うのは、
問題が発覚しても、私たちは銀行を使いませんとか、
鉄道を利用しません、電気を使いませんというわけにはいかないじゃないですか。
そこですよね。
そこに企業は甘えてる。


やっぱりさ、想像を働かすとか、
人の気持ちに気付く、気付こうとすることって
責任感を持とうという意識にも
繋がっていくことだから、
想像力に欠けていたり、人の気持ちに気付けない人って、
人に迷惑を掛けても迷惑を掛けてることにすら気が付かないのかも。
これは、学歴とか年齢とか全く関係なくて。
結局、自分が困ることになるのにね。