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向き合う [etc.]


「SCHOOL OF LOCK!」で、
てっぺいちゃんが、女子高生の相談に答えていたのを聴いてから、
似たようなことがあったなぁという感覚があって、
仕事中にふと思い出したことがありました。


1ヶ月ほど前の水球の大会の日、
朝早くから応援に来てくれた両親(私の母)に対し、
私の中で、それはよろしくないと
思う言動を
息子が私の母にしたことがありました。

私はその場に居なく、
息子と大喧嘩をしたという母から
電話で話を聞いたのですが、
その話を聞いたとき、
まだ息子が帰宅する前だったので
帰って来たら、何からどう話そうか
考えました。

私が同じことをしたら、
私の母は、物凄く叱ったと思います。
私は割りと厳しく、叱られることが
多い
育てられ方をしてきたからです。

若い頃は、自分の気持ちに理解がない
と思い、
両親から心が離れ、嫌いになったこともありましたが、
今思うと、厳しく育てられて良かった面もあるなぁと思うので、
息子が、私がこれは
人としていけないと思うことをしたと知って、
真剣に叱ったほうがいいのか、
叱らずに話した方がいいのか、
迷いました。


迷って、迷って、
結局、叱らずに話すことにしました。

まず、何故、息子がそんな言動をしたのか、
息子の気持ちを聴こうと思いました。
話を聴いて息子の言い分も認めました。

でも、
朝早くから応援に来てくれた両親に
感謝しなくてはいけないこと、
ばぁばは、あなたが大好きで
あなたを思うからこそ、良かれと思ってしたということ、
それに対し、あなたがばぁばに言ったことは、
家族でも言ってはいけないことで、
いくら家族でも言っていいことといけないことがあるんだよ?
自分が同じことを言われたらどう思う?

そんな話をしました。

すると、息子はポロポロと涙を流し始めたんです。

きっと息子は、
自分のしたことのいい悪い、
自分の言動で人を傷つけたことが
わかったから
涙を流したのだと思いました。


後日、自宅に両親が来た際に
息子はよほど堪えたのか、
また涙を流しながら両親に謝り、
母も息子に、言い過ぎたことを謝って
仲直りできました。


本当に真正面からじっくりと
息子と向き合って、
息子に話したのは、
この時が初めてだったかもしれません。
それまでは、ここまで、
それはいけないでしょうと思うような問題はなかったので。



女子高生のラジオネームを何度も言いながら
真剣に向き合っていたてっぺいちゃんを感じ、
そんなことを思い出しました。


子どもの成長のそれぞれの時期で、
親として迷ったり、悩むことも違って、
これから思春期真っ只中になる息子には、
またいろんなことがあり、
その都度、考えることがあるのだと思います。

あの時の私の息子への対応が、
あれで本当に良かったのか、
もっと真剣に叱ったほうが良かったのかは、
今でもわかりません。

また、今後、息子にこれは人としてしてはいけないという
言動が再びあった時、
同じような対応でいいのかどうか…。
その時にならないと、わからないんでしょうね…。

ただ、その時もどんな方法であれ、
じっくりと息子と向き合いたいと思います。


息子が、もし彼女のような気持ちになった時には
あの時のてっぺいちゃんのお話を
聞かせたいなぁ。





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