SSブログ

報道の魂「3・11 大震災3年 記者たちの眼差し ~これから~」 [etc.]

先日の放送の続編3本。

3年経ち、目に見えるものは変わっても
人の思いは変わっていないこと。

各地で「シェイクアウト」という1分間の
地震訓練が広がってきていること。


そして、今春卒業した女川中学校の生徒さんたちが、
1年生の時から社会科の授業の一環として
取り組んできた津波対策。


1000年に一度、巨大津波がくると言われていることから、
千年後の命を守ろうと、
震災を経験した自分達が出来ることは何か、
一から考えて、町長なども呼んで発表し、
町の21の浜の、
津波最高到達地点に石碑を建てることにしました。
「女川いのちの石碑」です。

21全ての石碑を建てるためにかかる費用は1000万円。
募金で賄うことになりましたが、
別のニュース番組でもこのことを取り上げていて、
そのニュースの中で、ある生徒さんが、
「(お金を)ボンとまとめてもらったら
自分たちがやる意味がないから。」と、
100円募金のお願いを生徒さんたちが
様々な場所に出向いて行い、
7カ月で目標金額に達しました。

石碑に刻まれる碑文も
生徒さんたちが考えました。

「この石碑よりも高いところに逃げてください」など
自らの体験から、いのちを守るために
行なってほしいことを
彼らの言葉で1000年後の人々にも伝えたいと残していました。


今年3月に、女川中学校を始め3ヶ所に石碑が建てられ、
彼らが二十歳になり成人式の日までには
整備された高台などに、
残りの石碑を建てるそうです。
卒業しても、防災活動は続けていくと話していました。


「女川いのちの石碑」と刻まれた石碑には
「千年後の命を守る」
「夢だけは壊せなかった大震災」という言葉も刻まれていました。


生徒さんのなかには、ご家族を亡くされたり、
行方不明のままの方もいます。
でも、自分も生きていない千年後のいのちを想って、
2年半かけて子どもたちが取り組んできた津波対策。
もちろん周りの大人の協力、サポートも
あってのことでしょうけれど、
未来を思い、自分達で考えて行動し、
実際に成し遂げ形にした彼らは凄いです。
大人も見習わなくちゃ。

いつか、この石碑を実際に見てみたい。
刻まれた碑文を読んでみたいです。
結婚さえまだ少し先の若い彼らが、
自分の子どもたちにも伝え続けていくという
強い意思をもっていることには、感心しました。


日本は地震大国。
そして自然災害の危険性は
被災地に住んでいなくても、
どこに住んでいてもあります。

千年後の命を守る。
みんなが考えなくてはいけないこと
かもしれません。



◆ 報道の魂

http://www.tbs.co.jp/houtama/



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。