命を守るためには

御嶽山の噴火で、安否不明の方がまだいらっしゃる様子。

今日現在で47人の方々の尊い命が亡くなられ、
重軽傷者も多数、いらっしゃる。


噴火予知の難しさはあっても、
通常とは違う活動が観測されたときに
注意を促すことや、もう一歩踏み込んで
入山規制をするということは
出来なかったのでしょうか…

行楽シーズンで登山者も多い。
となると、規制しづらいのもあるでしょう。

でも、命を奪われたら登山も何もないですよね…



情報やデータの公表、発信をする判断やあり方について、
東日本大震災や原発事故、
広島豪雨災害などから得たはずの教訓が
活かされていないのではないかと感じます。

予測できる災害もあるかもしれませんが、
大概、災害は予測できないものです。
予測できないからこそ、命を守るためには
小さな変化を見逃さず、

大丈夫だろうと軽く見るのではなく、
本当に大丈夫だろうか？と疑う視点、慎重さ、
時には、
｢命を守るために踏み込んだ判断をする勇気｣が
必要な時もあるのではないでしょうか？


私たち一般市民も
様々な自然災害が起こりやすい国に住んでいる以上、
｢災害はいつ起こるかわからない｣
ということを意識しながら

生活しなければならないのですが、
とはいえ常に詳細な情報やデータを意識して
生活しているわけではありません。

それぞれを専門としている機関があり、
専門としている方々がいるのですから、
そこからの情報提供、発信があり、
それを知って初めて

私たちは判断ができるものだと思います。


もちろん、私たちが自ら情報を

積極的に得ることも大事です。

でも、情報を発信、提供する側も
過去の災害時の情報発信、

データ公表の遅れなどから
被害を拡大させてしまった失敗を繰り返さないよう、
批判を恐れずに勇気を持って、
命を最優先に考えた判断のもと、
情報提供、発信していただけることを願います。

また、私たちも、予測が外れたからといって

批判するのではなく、

｢何も無くて良かったね｣でいいのです。



安否不明の方々の安否確認が進められることを

願うと同時に
二次災害が起きないよう、
捜索、救助にあたっている自衛隊、消防、
警察の皆様のご無事を願っております。