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事件の背景 [news]


相模原市の福祉施設での大量殺人事件、
容疑者のこと、異常に思えるかもしれませんが、
こういう人間が現実にいること、
全体からしたら多くはないかもしれませんが確実に存在すること、
不思議には思いません。

どうしたらあのような考え方が生まれるのか、
理解できない部分と、
究極的な自己中心で偏見、差別に満ちた考えの人間が
形成されることが有り得ることを
理解できる部分と両方あります。

思考的にはテロリストと同じような思考でしょう。
自分の価値観だけが正しいと信じて疑わず、
人の命を奪うことも勝手に正当化してしまう。

このような人間がでてしまう背景に
命、その尊さについての教育が蔑ろにされている
今の日本の社会背景も全く無いとは言えないと思います。

これだけの先進国でありながら、
社会的弱者に対する関心や理解が低いのも
そういう教育をしていないからだと思います。

障害者は不幸。
その考えがそもそもおかしいのですが、
きっと、容疑者には何故おかしいか理解できないでしょう。

彼の思考は極端ですが、
でも、障害者をかわいそうだとか不憫に思うような人は
多いのではないでしょうか。
容疑者のことを非難する人も、
じゃあ、貴方は障害者や社会的弱者の方々に対し
普段からどのくらい関心を持ち、
どのくらい理解しようと努めていますか?
と、私は問いたいです。
人のことを責める前に自分はどうなのか
考えて欲しい。

いのちよりも、経済重視、
お金に価値観を置いたものの考え方、
それを変えない限り、
障害者、社会的弱者に対する偏見や差別などは
無くならないような気がします。

日本が欧米に比べ、バリアフリーが進まないのも、
日本人にボランティア精神が育たないのも
日本の社会全体の在り方の問題です。

経済的な発展、裕福さを重視した価値観で、大切なことを蔑ろにし、
大人が、いのちや、社会的弱者に対する関心や理解がないから、
当然、子どもにも教えることがない、
関心や理解は引き継がれない。
それがずーっと連鎖していくわけですよね…

そして、どれだけの政治家が、いのちのこと、
弱い立場にある人たちのことを考えているでしょうか?
私はきちんと考えてる政治家はいないと思います。


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