5/23 参議院 行政監視委員会

 

昨日の、参議院　行政監視委員会には
参考人として、小出裕章さん、後藤政志さん、
石橋克彦さん、孫正義さんが出席されるとのことで
参議院のインターネット審議中継を見ようと思ったら
メンテナンス中ということで見られませんでした。
国会中継より、こちらをテレビで放送してくれたほうが
全然、良かったのに・・・。

現在、低画質ですが配信されていますので
参議院インターネット審議中継　のカレンダー、
５月２３日の行政監視委員会クリックして、
ぜひ、ご覧ください。
USTの、参議院テレビ　脱原発への道
こちらでもご覧いただけます。

 

参議院が、小出裕章さんや石橋克彦さんのお話を
聞こうという機会を設けたことに、
ちょっとした驚きがありましたが、
議員の方々が、お話を聞いて
「はい、聞きました」で終わっては全く意味がない訳で、
実際に、議員の方々が脱原発へと動き出せるかどうか
そこが何より重要かと思います。

小出さんが最後にお話しされた、
ガンジーの言葉、「７つの社会的罪」を紹介します。

・　理念なき政治

・　労働なき富

・　良心なき快楽

・　人格なき知識（学識）

・　道徳なき商業　
　　
　　小出さん「東電を始めとする各電力会社に当てはまると思う。」

 ・　人間性なき科学
　　
　　小出さん「私も含めたアカデミズムの世界が、
　　これまで原子力にまるごと加担してきたということを
　　私はこれで問いたい。」

 ・　献身なき崇拝（信仰）
　
　　小出さん「宗教をお持ちの方は、この言葉もかみしめて頂きたい。」

 

 

４人の方に質問した自民党の議員さん、
水素爆発と水蒸気爆発の違いくらい知っていてください。
１～３号機、水蒸気爆発してたら、
私たち、今、ここに住んでいられませんからー
パート勤めのただの主婦の私だって、
自分で調べればわかることなんです。

それから、公明党の方からの
国会に、第三者委員会として
原発事故調査委員会を設けたいと思うが、
何をまず優先して取り組むべきかという質問に対する
小出さんのお答えに同感です。
原子力行政の責任がどこにあったかとか、
これからをどうすべきかという議論は重要だけれど、
それより先にやるべきこと、
今、一番必要なことは、
現在進行中の福島第一での事故を
いかに迅速に収束させるか、
作業員の方たちの被曝を少なくできるか、
住民の方々の悲惨さを少なくできるか、
それに全力を尽くすということ。

全くその通りだと思います。

そして、後藤さんのお答え。
現在動いているプラントのリスク、
地震、津波、老朽化など原発に対する総合的な評価を
早急にしながら、
事故原因の議論など同時に行なっていくべき。

そのときの絶対条件として、
安全性を確保するためには、利害が絡んでいては絶対にダメ。
安全性の議論をするときには、不確定な要因がいっぱいある。
安全、危険というのは不確定。証明ができない。
だから論争になる。
そのときに、バイアスがかかれば利害に流される。
委員会などで議論する際、
利害からフリーな状態で安全性の議論をすることが
最低条件とのこと。
それがなされなければ、また事故は繰り返される。

こちらも、本当にその通りで、
普通の感覚を持つ人であれば、
難しいことでもなんでもなくて、
ごく当たり前のことを
小出さんも、後藤さん、石橋さん、孫さんも
わかりやすく仰っていたと思います。